「Agitated Screams of Maggots」は、日本のロックバンド
DIR EN GREY|DIR_EN_GREYが
2006年に発表したメジャー20枚目の
シングルです。この楽曲は、
アルバム『THE MARROW OF A BONE』に先駆けてリリースされ、バンドの音楽性の新たな一面を提示しました。
楽曲について
この楽曲は、
2006年8月に行われた
日本武道館でのライブ「TOUR06 INWARD SCREAM」で初めて披露されました。当時はまだ正式なタイトルが決まっておらず、ライブでの初披露はファンにとってサプライズとなりました。ギターの薫は、この曲を「
DIR EN GREY|DIR_EN_GREY史上最狂の曲」と評しており、その激しさと独特の世界観が特徴です。
レコーディングは、KORN主催の「THE FAMILY VALUES TOUR」への渡米前に行われ、ミックス作業まで完了していました。しかし、最終的なマスタリング作業はメンバーが渡米した後に行われたため、日本のスタッフのみで完成を見届けることとなりました。
プロモーションビデオ
「Agitated Screams of Maggots」のプロモーションビデオは、Toshiyaの発案により、黒坂圭太が手がけたアニメーション作品です。MTVで黒坂監督の作品に感銘を受けたToshiyaがコンタクトを取り、実現しました。しかし、PVの内容があまりにも残虐であったため、多くの部分にモザイクがかけられ、最終的には放送禁止となってしまいました。PVは全編アニメーションで構成されており、メンバーは出演していませんが、メンバーの顔の絵がわずかに登場します。
ジャケットも黒坂圭太が手がけましたが、そのグロテスクな表現からソニー側が難色を示し、最終的にデザインが書き直されました。初回生産限定版は紙ジャケット仕様で、ステッカーが封入されていました。また、店舗によってはポスターなどの特典が付属していました。
アルバム『THE MARROW OF A BONE』には、タイトル表記が大文字に変更された「AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS」が収録されています。また、22枚目の
シングル「GLASS SKIN」のカップリングには、この曲のアンプラグド版が収録されており、新たなアレンジで楽しむことができます。
収録曲
1. Agitated Screams of Maggots
作詞: 京 / 作曲・編曲:
DIR EN GREY|DIR_EN_GREY
サビ部分ではDieとToshiyaのコーラスの掛け合いが聞けます。歌詞は全英語詞で構成されています。
2. 孤独に死す、故に孤独。[LIVE]
作詞: 京 / 作曲・編曲:
DIR EN GREY|DIR_EN_GREY
3. Spilled Milk [LIVE]
作詞: 京 / 作曲・編曲:
DIR EN GREY|DIR_EN_GREY
4. OBSCURE [LIVE]
作詞: 京 / 作曲・編曲:
DIR EN GREY|DIR_EN_GREY
Live take at NIPPON BUDOKAN on July 31 / August 1, 2006
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2006年夏に行われた
日本武道館公演2daysから厳選されたライブ音源です。この公演の映像はファンクラブ限定DVD『DESPAIR IN THE WOMB』で見ることができます。
「Agitated Screams of Maggots」は、
DIR EN GREY|DIR_EN_GREYの音楽性の幅広さを示すとともに、その過激な表現で音楽シーンに大きな衝撃を与えた作品です。